香川県三豊市には藤の花の寺「萬福寺(まんぷくじ)」があります。
通称「藤寺」と呼ばれています。
大きく広い藤棚ではないものの、綺麗に手入れされた藤棚は一見の価値あり。
2018年4月末に行った時の写真です。
綺麗に撮影できたので見てやってください^^
藤の花の寺、藤寺と呼ばれる萬福寺(まんぷくじ)
萬福寺は、県道218号線を西に進んでいると左手にあります。
隣に財田川が流れています。
白くて大きく立派な蔵?が目印。
萬福寺の入口にある石札には「藤の花の寺」と書かれています。
そのまま車で奥に進むと駐車場があります。
アスファルトで舗装されていませんが広いので便利です。
車いすでも利用できるトイレも完備。
車を降りるとすぐ入口 山門が見えます。
萬福寺の藤棚は4月後半から5月前半が見ごろ
境内に入って右手側にあります。
面積は約100㎡あるそう。
長く垂れ下がる藤は長藤という種類。
長さはまちまちですが、長いものは1メートル以上ありそうです。
無数の小さな紫色の花はとっても幻想的です。
紫色は身分が高い人しか身に付けることができない、高貴な色でもありました。
なんだか納得です。
日本以外でもそういう国は多いらしい。
藤は根元の方から花を咲かせます。
この時はほとんど花房の先まで咲かせていたので、最高に見ごろでした^^
近くによると爽やかな香りがします。
ジャスミンの香りと表現している人がいて「分かる!」とおもわず同調してしまいました。
風でそよそよとなびいて香る様はとっても優雅。
よく観察すると、花の色は紫色のものばかりではなく、白いものや、花房が短いものがあります。
花房が短いものは八重藤という種類。
こんもりしていて可愛らしいです。
ねじねじな中尾彬風の幹が藤棚の本体。
太くて立派なねじねじです。
境内の裏手には、珍しい黄色いつつじもあります。
是非チェックしてみてください^^
ゆっくり見たいなら平日の午前中がおすすめ
ゴールデンウィーク中は人も多いので、ゆっくり楽しみたいならゴールデンウィーク前か平日がおすすめ。
ぽしぞうが訪れたのは平日の午前中であったため、境内には数人しかおらず静かでした。
お寺ということもあり、清らかな空気で満たされている気がします。
みなさんも思い思いに散策を楽しんでいる様子。
1000年以上昔の万葉集には、藤を詠んだ歌がたくさん出てきます。
古く日本で親しまれている花なんですね。
参拝をして、風に揺れる藤を眺めていると
いつの時代の人もこうして花を眺めたのだろうか、と不思議な感覚になりました。
いつも食べてばかりのぽしぞうなので、たまにはこんな時間が必要な気がします笑
美しい藤の香りも楽しみながら、贅沢な時間を過ごすことができました。
萬福寺はさぬき三十三観音霊場第十三番
綺麗でとても手入れされているので新しく見えますが、歴史は長く808年に開創。
さぬき三十三観音霊場第十三番でもあります。
さぬき三十三観音霊場は今から470年ほど前の室町時代末期に開かれたもの。
萬福寺の詳細ページをみると面白いです。ちょっと抜粋。
四国霊場第七十番本山寺建立の時、阿讃山脈の大師谷にて用材を伐り出した。
その際、観音様が砥石に変化してキコリを助け、わずか一夜で建立した。
そこでその用材置場を記念して、弘法大師が一宇を建立されたのがこの寺の開創である。
http://www.sanuki33.jp/map/13/
だから本尊は砥石観世音菩薩なんですね。
さぬき三十三観音霊場はすべて香川県内にあるので巡拝にお金も時間も掛からないのでおすすめです。
隣を流れる財田川のせせらぎも気持ちいい
駐車場の隣は財田川。
水量があるので、川を流れる水の音が静かに聞こえます。
目、鼻、耳…全身で自然が感じられる癒されスポットでした。
藤の花の寺 萬福寺の情報
- 住所: 〒769-0401 香川県三豊市財田町財田上3519
- TEL: 0875-67-2324
- 駐車場有
ほんだら、また!